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ドライクリーニングとは・・・!? ◆
普段お客様の大半が利用されているドライクリーニングって、石油系の溶剤を使って洗浄しているのですが・・・
洗剤が石油系(つまり油)ですから、油脂系の汚れには効果的で食用油・機械油・ペンキ・口紅・ファンデーション・ボールペン・マジックインキ・靴墨などは良く落ちます。
でも、それらの具体例↑↑は 皆さんの生活の中で頻繁に付く汚れでしょうか?
ビジネスマンにとってはボールペンの跡などは良くありがちですし、当社でもインクの染み抜きのご依頼はございますが・・・
それでも淡色(薄い色系)のスーツなら目立ちますが、濃色系スーツにはあまり意味がないのではないでしょうか?
このようにクリーニングでは、基本的に・・・
水に溶けるもの(水溶性)、油に溶けるもの(油性)、水にも油にも溶けないもの(不溶性)があり、それぞれの方法の違いにより落とせる汚れと落とせない汚れがあることをまず知っておいてください!
また、ドライクリーニングは既に説明したように石油系溶剤で汚れを落としますが、その溶剤は一回ごとに使い切りされるのではなく、何度も使い回しています。
フィルター循環式タイプや蒸留システムの方法がとられていますが・・・
フィルター循環式タイプは、特に溶剤管理が重要です!
イメージすると、天ぷら油や健康ランドの循環湯システムみたいに、フィルターを使って濾過して何回も繰り返し使うことができるので、悪質なクリーニング店の場合は、その溶剤がコーラのような色をしていますよ!
実際、その様なクリーニング店で白のセーターをクリーニングすると、逆に薄汚れて(逆汚染)帰ってきますよ!
当社にも、他店様のクリーニング包装のままで、
「しみが落ちていない」と持ち込まれるお客様も多いです・・・
どちらかというと、私達の日常生活の汚れは、大半が
水洗いで落とせる汚れの方が多いと思います!
こんな経験をされた事ありませんか・・・?
長く愛用したスーツで、襟や袖口、脇の辺りに汗ジミが出来て黄ばんでいたり、変色していたり・・・
スラックスの股の辺りや腰裏が黄ばんでいたり、変色していたり・・・
結局ドライクリーニングでは、汗や、食べこぼしなどの汚れは完全には落としきれないのが事実ですので、それが当たり前のことなんですね!
●そこで
水洗いクリーニングの登場です!!
汚れの種類を考えてみても、
水洗いの方がドライよりも落とす汚れとしては日常的に多いのに・・・
それでは何故スーツの
水洗いできるクリーニング店が少ないのでしょうか?
コストの問題?生産性の問題?・・・
一番の問題は?
それは・・・
プレス技術や
縮み、
風合いの変化・・・などの問題が主です!
これに充分対処するためには?!高度な技術力と時間を要するために、なかなか一般に普及しないのです!!
汗抜きクリーニングなるものがありますが・・・
ドライ溶剤に水を足して洗われているだけの水洗いクリーニングとは異なるものも存在していますので、
汗抜きと
水洗いは違う場合がありますのでご注意されてください!
クリーニング専業店では、スーツの構造や作り方を理解していないため、良い仕上げ(プレス)が出来ません・・・
当社も本格的に水洗いに取り組み出し、色んな勉強会に参加してきて10数年になりますが・・・
仕立屋の仕上げ(プレス)ならスーツの作り方から
テーラード仕上げ(プレス){いせこみや癖とり}までキチンと理解しているため、オリジナルに近い状態まで持っていくことが出来るのでは?!
と考え、
「松田塾」に入会し、仕上げ(プレス)の根本からやり直しました。
★当社に良くある仕上げに関するお問い合わせ・・・
○3つボタン中掛けデザインのスーツ
(段返り)をクリーニングに出したら3つボタン上2つ掛けになってしまった・・・×
○『
ラペルのプレスを柔らかくして欲しい』と言ったのにキッチリプレスされてた・・・×
○
マニカ・カミーチャ(雨降り袖)を壊された・・・×
など・・・etc
その点、
松田塾の
テーラードプレスは「洗うこと」のみならず
『ビスポーク・メディカル・メンテナンス』の位置づけですから、元通り復元することに主眼が置かれているのです!!
当社がお薦めしている、お洋服本来の復元(再生)を実現させるのが、
「オーダーメイドクリーニング」なんです!
安心してお任せください!!